直子に恋をしたある冬の話。

冬の恋
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高校時代、直子という色白で背の高い美人に一目ぼれして以来、男子校だった私の人生は一変しそうになった。
直子のことを考えて、毎日夜も眠れない。恋って本当に素敵なもんだ。今まで見ていた退屈な通学路がキラキラ
輝いて見えるんだ。

高校の時、よその学校のコに恋をした。

直子は塾で知り合った同い年の女の子。
背が高くて色白で、いつも遠くから見ていた。
彼女と一緒のクラスになりたいから、優秀な彼女と
同じくらいがんばって勉強したんだ。

すると学年で一番になった。ちょっとやりすぎた。

でもそれから彼女と同じクラスになることができた。

彼女と会えるのは週に一度、残りの時間は彼女のことを
思いながら過ごした。それから塾で下のクラスにならなくて
すむよう一生懸命勉強を続けた。

高1の冬、告白した。女の子にまったく免疫のない自分が、
それくらい思い切ったことをしようとした。
気持ちがガマンできなかったのだ。

彼女を塾のあとに呼び出した。直子は困った顔をした。

好きな人がいると言った。失恋したんだ。ずっと引きずった。
受験があることは救いだった。受験が無かったら、今でも引きずって
いたかもしれない。それくらいあなたを想っていた。

短い間だった。受験勉強がはじまる高2の秋になると、お互いに塾からは
遠ざかったんだ。もっと他の塾に移ったのだ。
サヨナラ。あなたのことを想えて幸せだった。

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